日時:2022年11月7日(月)19:00~21:00
場所:名古屋市公会堂 第7 集会室
愛知県名古屋市昭和区鶴舞1 丁目1-3
講師:羽仁カンタ 氏(Sustainable Lab Office Hani)
概要:
この講座は、竹内氏の開会挨拶後、羽仁氏の「着眼点と問題意識:課題解決を形にする」の講演がおこなわれました。講演では、問題と解決策の違いについての説明がありました。問題は一つであっても、解決策はたくさんあります。そして、問題を選ぶ人と選ばれる人は立場が違っていても、それぞれの問題を解決したいという想いは同じです。例として、ケータイゴリラについて挙げられました。携帯電話の部品として使用される希少金属の採掘の影響により、ゴリラの生息域が減少している現状があります。この問題に対して、現状を伝えるとともに、携帯電話のリサイクルの仕組みを形作った事が紹介されました。また、フェスにおけるゴミ問題に対して、ゴミを拾うのではなく、来場者のゴミの分別を促す、ごみゼロナビゲーションといった活動が紹介されました。このような着眼点と問題意識を持つことで、課題解決を形にしていくというお話しがありました。
その後、塾生の流域圏グループがマニフェスト作成のために調べた地域課題を発表しました。発表の際には、羽仁氏からのコメントや他流域圏グループからの質疑応答をおこない、着眼点と問題意識について、地域課題に対する考えを深めました。
講演及び発表の際の質疑応答を踏まえて、流域圏グループごとに話し合いをおこない、地域課題をどのようにマニフェストに反映していくかを議論しました。これら議論の後、石田氏からの閉会の挨拶あり、第6回講座は終了しました。
プログラム:
19:00~19:05 開会挨拶
竹内 恒夫 氏(中部ESD拠点運営委員長、名古屋大学特任教授、元環境省課長)
19:05~20:05 講演「着眼点と問題意識:課題解決を形にする」
羽仁 カンタ 氏(Sustainable Lab Office Hani)
20:05~20:20 質疑応答
20:20~20:50 流域圏マニフェスト作成への地域課題発表
20:50~21:10 流域圏グループによる ワークショップ
21:10~21:15 閉会挨拶
石田 芳弘 氏(中部サステナ政策塾顧問、元犬山市長、元衆議院議員)