第2回「持続可能な社会づくりと福祉・健康」

開催日 :7月28日(金)18:00~20:00
場 所:中部大学名古屋キャンパス 大ホール
講 師:山本保(愛知県政策顧問)


成果報告:
7月28日に第2回講座が中部大学の名古屋キャンパスで行われました。
演題は「人口減少社会における、子育て支援と学校教育を考える」でした。

<第1部 講演>
 愛知県政策顧問でいらっしゃる、山本保による講演が行われた。
はじめに、今の日本が抱えるいくつかの課題点についての話があった。国は保育所の待機児童対策に力を入れているが、保育所の利用率40%をベースにして改善を図ろうとしているため女性の就労率向上にはおいつかない。
 平成28年度に始まった「企業主導型保育事業」に注目してみても、現段階では企業に子どもを連れていくことはそれほど歓迎されないかもしれないが、今後、保育所を設置していることが前提になれば、職住接近が進み、働き方=生活改革が可能になる。

<第2部 グループ討論>
講師、塾生、サポーターで3つのグループに分かれ討論を行った。
○グループ1
 大学に行くための経済的な問題を考えると、学校に姉妹が入ったら安くなる、教育バウチャーなど、何か制度があったらよいのではないかという案が出た。

○グループ2
 教育の無償化の話もあったが、必ずしも大学を出たから仕事につながるというわけではない。高校にあがる前までの職業訓練や、職業の選択をしていく機会を増やしていくこと、その中で手に職を付けて自立すること支援することも大切なのではないか。

○グループ3
 働きたい親が保育所を利用しているという話があったが、働かざるを得ないという状況がある。企業の社会的責任CSRを柱にして、子育てをやっていけばいいのではという案が出た。