フィールドワーク「木曽川流域圏から名古屋の持続可能性を考える」

日時:11月30日(土)~12月1日(日)
場所: 長野県木曽郡、愛知県名古屋市等
主催:中部ESD 拠点協議会
共催:中部大学 国際ESD・SDGs センター

概要:
愛知県の上下流域のサステナビリティを考えるために、木曽川を上流から下流まで巡り、流域単位での課題や魅力などを学びました。1日目は、木曽川上流を目指しつつ、岐阜県の大湫町へ向かいました。大湫町ではリニア新幹線トンネル工事の影響と思われる水枯れが起きています。その後、木曽川最上流の長野県木曽郡へ向かい、上流・下流域市民交流の後、御嶽山の麓にある王滝村で宿泊をしました。2日目は、かつて川湊として栄えた岐阜県の八百津町で歴史を学びながら昼食を食べました。その後、木曽川沿いに各地域を巡りながら、最下流に位置する三重県の長島町まで移動し、木曽川流域圏を学びました。

プログラム:
11月30日(土)
「リニア中央新幹線の開業に向けた名古屋まちづくり
  ~トンネル工事の影響と思われる水枯れ視察~」
場所:旧森川訓行家住宅(丸森邸)(岐阜県瑞浪市大湫町445−2)

「名古屋の生活用水の水源のひとつであり、愛知用水の水源でもある牧尾ダム
  ~牧尾ダム視察から生活に欠かせない水について考える~」
場所:牧尾ダム(長野県木曽郡木曽町三岳)

「名古屋と王滝村の上下流域交流 ~王滝村のサステナビリティを学ぶ~」
場所:常八~Tsunehachi~(長野県木曽郡王滝村滝越地区)
講師:佐口幸子氏(地元住民)

「王滝村地域おこし協力隊の活動紹介」
場所:常八~Tsunehachi~(長野県木曽郡王滝村滝越地区)
講師:近藤太郎氏(王滝村地域おこし協力隊)

12月1日(日)
「名古屋城は木造化されるのか?
  ~木曽川と木曽ヒノキから水運と林業の歴史を学ぶ~」
場所:錦織綱場 、黒瀬湊 、山車蔵 、愛知用水 兼山取水口(岐阜県加茂郡八百津町)
講師:市岡和男氏(黒瀬組)

「名古屋市の水害のリスクを考える ~流域の防災について学ぶ~」
場所:木曽川文庫(愛知県愛西市立田町福原)
講師:諸戸靖氏(長島輪中の郷 元館長)

「木曽川の河口の視察」
場所:木曽川最河口 木曽川・揖斐川導流堤(三重県桑名市長島町浦安)

「生産される製品と消費される製品、そして消費されない製品とは?
  ~名古屋の持続可能な生産と消費ワークショップ~」
場所:キンブル 弥富店(愛知県弥富市鍋平1丁目35)
講師:古澤礼太氏(中部ESD 拠点 事務局長、中部大学 准教授)