第5回「風土とSDGs」

日時:2022 年10 月8 日(土)10:00 ~ 11:15
場所:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)展示ホール A
   愛知県常滑市セントレア 5-10-1
講師:若山滋 氏(建築家、名古屋工業大学名誉教授)

概要:
 この講座は、2022年10月6日から8日までの3日間、愛知県国際展示場において開催された、SDGs推進フェア「SDGs AICHI EXPO 2022」のなかでおこなわれました。これは、企業・大学・NPO等の各主体間のコミュニケーションやネットワーク化を促進し、SDGsを県内全域へ普及・浸透させるための日本最大級のSDGsイベントです。
 上記イベントの最終日の特別講演に若山滋先生を迎えて、「SDGsと建築文化」について論じていただきました。SDGsを環境・社会(文化)・経済の様々な視点から捉えて、ローカルSDGs活動の発展を目指すものです。講演では、ヨーロッパの建築と日本の建築の違いを「積み上げる文化」と「組み立てる文化」であると紹介されました。ヨーロッパの建築は、石や煉瓦を積み上げて造るように、文化も過去から現在へと積み上げられています。日本では、木材を組み立てて建築するように、外来文明を日本流に組み立て組み替えてつくられます。そのほか様々な建築と文化の違いを紹介しつつ、国々で異なる文明があるものの、SDGsはこれからの風土論として、共通の認識であるというお話しがありました。
 講演の後、「中部サステナ政策塾」の活動報告をおこないました。活動報告は、メインステージにおいて、塾生全員が1人30秒づつの自己紹介をおこない、普段の活動内容や関心のある地域課題などを発表しました。
 午前中の講演と活動報告後、塾生はSDGsに関連したブースを周り、第5回講座は終了しました。

プログラム:
オープニング&特別講演
(場所:AICHI SDGs EXPO メインステージ)
10:00 開会挨拶 飯吉厚夫 氏
    (中部ESD 拠点代表、中部大学理事長・総長)
10:05 特別講演 『SDGs と建築文化』
     若山滋 氏(建築家、名古屋工業大学名誉教授)
10:55 質疑応答
11:00 中部サステナ政策塾活動報告(塾生紹介含む)
11:15 終了