第4回「地方創生と持続可能性」

開催日:9月28日(木)18:00~20:00
場 所:中部大学名古屋キャンパス6階大ホール
講 師:北川正恭(早稲田大学名誉教授、元三重県知事)

成果報告:
 衆議院が解散になった当日に、元三重県知事の北川正恭先生をお招きして第4回講座を行いました。

<第1部 講演>
 冒頭に北川先生は、今回の解散を「国難突破解散」と言われていることについて説明された。
 講演の中で「産業革命4.0」の大革命の話があり、知的労働、いわゆる頭脳集団の職を奪うという大変化が起き、今では産業革命が深化し過ぎてIT革命が起こっている。塾生の皆さん方は、この世界をどう切り開いていくかという最初の世代の役割、時代の使命を果たしていく必要がある。今はまさにパラダイムチェンジ。過去の延長線上で、地域とはこんなもの、役所とはこんなもの、大学とはこんなものだというのとは全く異次元の世界。皆さん自身が発想の転換をしていく必要がある。皆さんが新しい価値を創造し、今までの発想を転換して全く新しい構造をつくり出すという時代の使命を背負っているという話がなされた。
 また、70年ぶりに地方創生法ができたものの、ほとんどが国主導である。「産官学」、産業と官僚と学問だけではだめで、「金労言」、金融、労働、言論・ジャーナリズムにも入ってもらい、もう一つ、市民・NPOの方々もどうぞ御参加くださいということで、いわゆる「産官学金労言市」のオールプレーヤーが寄って地方創生をしていく必要がある。多様な主体の参加という建前はあるが、うまく機能していない。民間の活力、民間の知恵をどんどん取り入れて地方を創生していけるよう、皆さんの代で考えて欲しい。

<第2部 グループ討論>
講師、塾生、サポーターで3つのグループに分かれて討論を行った。
○グループ1
 班の学生の中には、選挙が行われることを今知ったという意見もあった。自らの身に困りごとがあれば自分事として国政にも関心を持つと思うが、実際にそうではないと知らないまま過ぎていく。選挙があることで、きっかけ、次なるステップの可能性もあるという話があった。
○グループ2
 衆議院選挙について、サステナビリティという観点から、今回の選挙では何が争点となるべきかを議論した。一番多かったのは、北朝鮮のミサイル問題。差し迫った問題としてしっかりと議論し、それが争点になるような形で選挙がなされるべきとの意見。また、もう一つは、日本にもある貧困、学費の無償化や子育て支援を政策としてしっかりと議論し、選挙がなされればということが出た。
○グループ3
 議員の塾生から、現状の課題として、なかなか新しい人が選ばれにくい体制があるということがあげられた。原因として、議会が閉鎖的で、何をしているのかが見えにくいということ、さらに、どのように選べばいいのかを学び培っていく機会も少ないということだった。その解決策として、地方自治を学ぶ機会を設けなければならないのではないか。